概要
本装置は、主として厚板に用いられ、製品となる鋼板一枚ごとに、規格、サイズ、向先、社章などの文字や記号を完全に、自動的にマーキングします。
1972年2月に1号機を納入して以来、数々の改良を加え、極めて信頼性、メンテ性が高く、また、マーキング内容はユーザーの要求に対してフレキシブルに対応できる装置を完成しており、国内最大の納入実績を誇っています。
文字を大きくした鮮明なマーキングは鋼板ユーザーから好評を得ており、大幅な省力化を相まって必ず皆様にご満足いただけるものと確信致しております。
特長
- 大幅な省力化が可能です。
● 本装置は無人運転ができるので、4直3交替では10数名の省力化が可能です。 - マーキング内容は、自由に決定できます。
● 点文字によって構成が可能な文字や記号はすべてマーキングが可能です。また大形、小形文字の使いわけ、行数の変更も自由に行えます。 - 同時に2列のマーキングができます。
● ダブル幅のサイズの鋼板には2列のマーキングが同時に行えます。また千鳥列のマーキングも可能です。 - シッピングと出荷マークのマーキングも同時に行えます。
- マーキングされた文字は極めて鮮明です。
● ステンシルを鋼板に接着させ、高温でも変色せず、耐水耐候性のすぐれた水溶性塗料をワンガン(ONE GUN)によって掃射するのでむらのない鮮明なマーキングができます。 - マーキングの位置精度は高く、±20mm以内に入ります。
- 装置の信頼性が高く、またメンテ性が極めてすぐれています。
● 各機構部はできるだけ簡略化し、調整を不要としています。さらに主要部は過酷な耐久テストによりその性能と耐久性が十分確認されたものを採用しています。 - 装置はコンパクトで、既設の精整設備に対しても容易に設置できます。
標準仕様
項目 | 内容 |
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画素素点 | 多様なサイズ可能(6 x 7、10 x 8、128 x 96など) |
マーキング速度 | 1.3 sec / 文字 (文字サイズ 50x70mm) |
ドット径 | Φ4~Φ6 mm |