ペン書き式自動マーキング装置

概要

本装置は、冷延・酸洗コイル等の表面に、コイルＮｏ、次工程、重量、寸法などを自動的にマーキングする装置で、マーキング装置本体、本体の共通台板に付けられる機側操作盤、運転室に装置される操作盤で構成されます。

本装置の中心機構であるペン部分は、コイル外径に応じて昇降する水平アームにあり、ペン軸の筆記作動は、ＤＣサーボモータのＸ軸・Ｙ軸の単独運転または同期運転により行なわれます。

信頼性の高い構造と容易な保守作業が安定した連続作業を約束。
● 装置の各部は単純な機構で、剛性のある構造となっています。制御プログラムは細分化した故障検出ソフトウェアと一体構造であるため、故障が発生した場合は、故障番号がCRT画面に表示され、故障原因の追及が容易です。
インク自動補給装置により、文字が常に鮮明。
● コイル面が塗油状態であっても、ワイパー（オプション）で自動的に油を拭き取り良好なマーキングが得られます。
高いフレキシビリティ。
● 文字数・行数・文字サイズなどは、標準使用の範囲であれば、任意に選択できます。
● １台の装置で３，４種類のパターンのマーキングが可能です。
● 英数字の他に、一筆書きで表現できる特殊文字、特殊マークなどのマーキングも可能です。
ランニングコストが安価。
● 消耗品はインクとフェルトペンのみで、ランニングコストが極めて安価です。
環境汚染の心配は不要。
● マーキングのインクは、塗布厚さが薄く、次工程でのロール転写の恐れがありません。また、有機溶剤公害や環境汚染の恐れもありません。

標準仕様